生活習慣病である原発不明がんの予後は

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 時には、原発不明がんによる徴候や症状がまったくみられないこともあります。
 徴候や症状は原発不明がんにより引き起こされることもあれば、他の病態によって引き起こされることもあります。
 以下の問題がみられる場合は担当の医師にご相談ください:
 ◦体のどこかにしこりや厚くなったところがある。
 ◦体の1ヵ所に痛みがあり、なくならない。
 ◦咳が止まらない、または声が嗄れる。
 ◦便秘、下痢、頻尿など、腸や膀胱の調子がいつもと違う。
 ◦異常な出血や分泌物がある。
 ◦原因不明の発熱があり、下がらない。
 ◦寝汗。
 ◦原因不明の体重減少や食欲減退。

 がんを検出(発見)するために、様々な検査が用いられます。
 以下の検査や処置が行われる場合があります:
 ◦ 身体診察と病歴聴取:
 しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。
 ◦ 尿検査 :
 尿の色と尿に含まれる糖分、蛋白、血液、細菌などの成分を調べる検査法。
 ◦ 血液生化学検査 :
 採取した血液を調べて、体内の臓器や組織から血液中に放出される特定の物質の濃度を測定する検査法。
 ある物質で異常な値(正常値よりも高い値や低い値)が出るということは、その物質を作り出している臓器や組織における疾患の徴候である可能性があります。
 ◦ 全血球算定 :
 血液を採取して以下の項目について調べる検査法:
 • 赤血球、白血球、血小板の数、赤血球中のヘモグロビン(酸素を運搬する蛋白)の量、血液サンプル中に赤血球が占める割合。
 ◦ 便潜血検査 :
 顕微鏡でしか見ることのできない微量の血液が便(固形の排泄物)の中に混入していないかを調べる検査法。
 専用のカードの上に少量の便を採取し、検査のために医師または検査室へ提出します。
 一部のがんでは出血を伴うため、便中への血液の混入は結腸または直腸にがんがある徴候となる場合があります。
 以上の検査でがんが疑われる場合は、生検が実施されます。

 生検は、細胞や組織を採取する処置のことで、採取されたサンプルは病理医により顕微鏡で観察されます。
 採取された組織は病理医が顕微鏡で観察して、がん細胞の有無を確認し、がんの種類を特定します。
 実施される生検の種類は、がん検査の対象となる体の場所によって異なります。

 以下のいずれかの種類の生検が実施される場合があります:
 ◦ 摘出生検 :
 しこりがある組織全体を摘出します。
 ◦ 切開生検 :
 しこりの一部を組織サンプルとして採取します。
 ◦ コア生検 :
 太い針を用いて組織を採取します。
 ◦ 穿刺吸引生検(FNA生検):
 細い針を用いて組織または体液を採取します。
 ここでがんが認められると、組織サンプルを検査してがんの種類を特定するために、以下の臨床検査のうち、少なくとも1つが実施される場合があります:
 ◦ 組織学的検査:
 がん細胞または組織のサンプルに染色を施して顕微鏡で観察し、細胞に特定の変化がないか調べる臨床検査。
 細胞に特定の変化があれば、がんの種類の特定につながります。
 ◦ 免疫組織化学検査 :
 抗体を使用して、組織のサンプルに含まれる特定の抗原を調べる検査。
 この抗体には通常、放射性物質または色素が結合されており、その作用によって顕微鏡で観察したときに組織が明るく見えます。
 この種の検査法は、様々な種類のがんを判別するのに用いられます。

 ◦ 逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)検査:
 特殊な化学物質を用いて、組織サンプル中の細胞内に含まれる遺伝子に特定の変化がないかを調べる臨床検査。
 ◦ 細胞遺伝学的分析:
 顕微鏡で組織サンプルの細胞を調べ、染色体に特定の変化がないかどうかを確認する臨床検査。
 特定の染色体における変化は特定の種類のがんにつながります。

 ◦ 光学・電子顕微鏡検査:
 組織サンプル中の細胞を通常の顕微鏡と高性能の顕微鏡の両方で観察して、細胞に特定の変化がみられないかを調べる臨床検査。

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